日米戦争末期の沖縄戦で発生した「集団自決」の史実書籍を出版した岩波書店と大江健三郎さんに対する「沖縄集団自決」訴訟で、旧日本軍の戦隊長と遺族の請求を棄却する判決が3月28日、大阪地裁でありました。
座間味村住民や遺族は、仏壇に手を合わせて判決を報告するなど喜びに包まれ、同島の辛い戦時体験を捻じ曲げようとする原告側の動きを批判してきた住民からも「本当に嬉しい」と安堵の声が聞かれたそうです。
座間味村は、沖縄戦での米軍最初の上陸地として、1945年3月23日から25日にかけて米軍による空襲と艦砲射撃に曝され、島は壊滅状態になり多くの島民が犠牲になりました。
同25日午後8時ごろから、住民の避難する壕に「軍から玉砕命令が出たので忠魂碑の前に正装して集まってください」との伝令があり「集団自決」の悲劇が起きたそうです。
座間味村平和学習ガイドブック編集委員で「集団自決」も含めた村民の戦時体験の聞き取りに携わった宮里芳和さんは、村民の戦争体験者約30人と元日本兵の聞き取り調査を行う中で「(日本兵から)玉砕しなさいと言われた住民も間違いなくいた。元日本兵の手記やその家族の話にも玉砕命令の話はあった」と述べ、今回の判決を素直に喜んだ。とのことです。
戦争を知らない(体験したことの無い)世代が増えるにつれ、先の大東亜戦争・日米戦争の事実が風化しつつある事が非常に心配でなりません。
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