・知事からその存在価値を問われる羽目となった大阪府の「教育委員」
「名誉職」とも揶揄される教育委員会の教育委員は、自治体の教育行政の最高機関ですが、「事務局の追認が仕事」とも言われ、大阪府の橋下徹知事は「委員はお飾りで、事務局が好き勝手に意見を言っている」と批判しました。
教育委員の形骸化が大分県の「教員採用汚職事件」の背景にあったと指摘され、本来のチェック機能を果たしていないとの批判も起きています。
橋下知事は、
・教育委員は、お飾りになっている
・委員ではなく事務局が好き勝手に意見を言う。これは暴走だ。(旧日本軍の)関東軍と同じだ。
などと、全国学力テスト公表以降発言しており、事務局主導の「教育委員会」のあり方に繰り返し疑問を投げかけてきました。
教育委員会は、厳密には教育委員の集まりを指し、自治体の教育行政の最高の意思決定機関と位置づけられ、その方針のもとで具体的な事務にあたるのが教育長をトップとする事務局です。
ただ実際には、事務局を含めて教育委員会と呼ぶことが多く、「委員は名誉職」との見方も根強いようです。
橋下知事は10月1日、自らが起用した陰山英男氏(立命館小副校長)と小河勝氏(大阪樟蔭女子大講師)の2人を教育委員に任命しました。
各氏の持論(主張)は、
小河氏は「公立学校の最大の課題は(生徒・児童の)学力を守ってあげること」。
陰山氏は「受験テクニックは現代社会を生きる力だ」。
これに対し現教育長の生野氏は、
「大阪の教育は、学力面はともかく人間教育では信頼を得ている」と主張しています。
1日、知事室で行われた橋下知事と生野委員長、陰山氏、小河氏らの懇談では、生野委員長は押し黙ったまま両氏の教育論を聞いていたそうですが、
橋下知事は「お二人の力で大阪の教育界にある”学力が全てではない”という誤ったスローガンを改めて欲しい。教育委員主導で号令をかけて欲しい。」と語ったようです。
確かに、鉄は熱いうちに打てと言われるように、学力の向上は重要(特に義務教育では)でしょう。
然しながら、先の大東亜戦争で軍部の暴走を止めることも出来ず許してしまった反省を踏まえ、情操教育にも重点が置かれたのは、周知の事実。
橋下知事が目指す学力の先には、何があるのか提示すべきではないでしょうか? 何も無いような気が・・・
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