兵庫県立大の新穂准教授(昆虫生態学)らによると、
冬の間、松の幹に巻かれる「こも巻き」は、松の害虫駆除のために行われているが、兵庫県の姫路城で4年間調査した結果、実際には蜘蛛などの益虫を大量に捕獲する一方で、枯死の原因となるセンチュウなどの害虫にはほとんど効果が見られなかった。
捕まったのは益虫55%に対し、害虫はわずか4%で逆効果にもなりかねない。
とのことらしいです。
2002年から05年まで姫路城で新穂准教授らは、暖かいこもにどのような虫が集まるのかを、外した直後のこも約350枚で調べたところ、「マツカレハ幼虫」は02〜04年は0〜6匹、最多の05年でも44匹にとどまり、松枯れの最大の原因になる「マツノザイセンチュウ」を媒介する「カミキリ」はゼロだったそうで、
逆に害虫を捕食するクモ類は毎年337〜625匹、カメムシの一種のヤニサシガメも90〜486匹確認されたそうです。
マツカレハ幼虫は、こもを外した幹の割れ目で見つかり、樹皮の裏側に多いという報告を裏付けた形で、マツノザイセンチュウも幹の中に潜んでいるので、こも巻きでは退治できないようです。
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